「キリ」はミルク、「テー」は紅茶でキリテーでミルクティーです。
彼と暮らし始めて自分の新しい習慣になったことのひとつ。
やはり紅茶の国、スリランカ。
始めてスリランカに行って一般家庭にホームステイしたときは、一日のお茶の回数に心底驚きました。
元宗主国のイギリスでだってあんなにお茶は飲んでる印象は受けませんでした。
現地の生活では、朝起きるとまずはモーニングティーで迎えられて、朝ご飯。
朝ご飯を食べ終わると、「じゃポーチにちょっと座りましょうか」という感じで
またお茶を片手にポーチへ。庭を観ながらのんびりおしゃべり。
「じゃ、そろそろ出かける?」という雰囲気になってどこかへ出かける。
誰かの家とかについたところで、「まずはお茶でも」という感じでお茶とお菓子が出てくる・・・・
何度お茶飲んでゆっくりするの!?
これ一日中。
日本で慌ただしい大学生活を送っていた当時の私にとっては
このスローペースは一体!?という感じ。
「国民がのんびりだからこの国の経済は発展しないの」なんて愚痴ってスリランカ人もいましたが。
お茶を楽しみ、自然を楽しみ、人との会話を楽しむ。
庭でお茶を飲んでると隣の家のひとがお茶に混じってきたり赤ちゃんを連れてきたり。
すべてがすごく自然で、魅かれました。
とはいえ自分がその生活に24時間どっぷりつかりたいという意味ではなく、
自分の忘れていた心地よさを思い出されたから、自分の生活に取り入れたいと感じた気持ちが強かったかもしれません。
と感じるのも、彼と生活することで自分の新しい面が見えてきたからです。
彼はたとえば仕事の約束時間や締め切りにすごく厳格。
だけどのんびりするときは徹底的にのんびり。
「何もしないでいる」ということができるひとです。(私はできないひと)
朝も、起きてまずはミルクティー。
暖かい気候ならカップを持ってベランダへ。
ベランダのテーブルに掛けてしばらく山をゆっくり見る・・・・というような。
仕事の日の朝に!
私は出る時間が気になって落ち着けない。
こういうときに彼はスリランカ人だなーなんて感じます。
(もちろん日本人でもゆっくりできるひとは大勢いるとは思いますが・・・)
私の彼の影響で絶対朝はあったかいミルクティー。
絶対そのお供にテレビ。または新聞。または携帯。なので。
彼を見ていることで、私ってもしかしてすごくせかせかしている人間?と感じ始めました。
二人で出かけて帰宅したその直後に私が洗濯物を洗濯機にいれたり・・・・などと家のことを始めると
彼は怒ります。
「自分はちょっとゆっくりするからそんな動き回らないで近くで一緒にゆっくりして」
ということらしいですが、、、
最近は、お互いバランスとれるから違うくらいでちょうどいいかな?なんて思っています。