実は、免許切り替えのため初めて試験場に申請に行ったのは去年の8月。
国際免許に切り替える前に・・・と思って早めに行ったんですね。
試験場の方は書類をひとつひとつ確認し、彼にも質問。
免許取得の際は、スリランカではどういう試験を受けたか?といった質問などです。
ひととおりの確認が終わり、そのまま筆記試験に移れるのかと思いきや、
「もう一回本国に免許を確認してください」
なんてことを言われる。頭の中はてなマークだらけ。それってどういこと?
今思えば、不親切な試験管だったらそのままつっ返されてたと思います。
そのときは幸い試験管も親切な方で、彼の受け答えも真実味を帯びていたからか
(実際真実なのですが)
机の向こう側、試験管のほうに私だけ呼ばれ、机の下にあるプラックライトを見せられました。
で、その光を彼のスリランカ免許証にあてる・・・・アルファベット文字の羅列が浮かびあがる。
そのあと、(これもかなりの機密情報だと思うんですが)
試験管の分厚いファイルを見せられる。
いろいろな国の免許証情報のファイルです。
で、過去に切り替えたスリランカ人の免許証の情報も数点ありました。
すると!他の免許証にはアルファベット文字以外にも浮かびあがってるんですね・・・
あのスリランカの国旗にもあるライオンの紋章がしっかりと。
でも彼の免許証には間違いなくない。
試験場の職員が、偽造の免許証かと疑うのも無理がありませんよね。
職員の方がいうには
「二人と間違ったことはしないタイプに見えるし、彼の話も嘘をついているとは思えない。
何かの間違いかもしれないから一度確認してほしいんです」と・・・
後日、スリランカにいる彼のアンマ(お義母さん)に確認をお願いしました。
それでわかったことはスリランカの政権、または大統領などが変わると免許証の構造が変わる、
つまり偽造防止の仕掛けのデザインもかわるんですと!!
さすが、スリランカ!という感じ。適当です。
そんな、仕掛けついてないほうが断然不利ですよね・・・・
彼の免許証は2006年に発行されたものなので、そんなに古いわけではありません。
でも2006年以前発行のカードが紋章入りだったりするのでややこしい。
結局、コロンボの免許センターより彼の免許は偽造ではなく、本物だという内容の文書を発行してもらい
日本の試験場へ提出。無事受理されました。
いつも感じることですが、彼がスリランカ人で現在日本に住んでいる以上、
スリランカにいる家族のサポートというのはかなり大きいです。
彼も来日の際はすべての書類を用意してきましたが、
それでも臨時で必要な書類だとか、調べてほしい情報だとかがいろいろあります。
そういうときに喜んで協力してくれるタータとアンマには、感謝しすぎても足りません。