彼の家はクリスチャンとはいえ、生活には仏教の一部も取り入れていました。
たとえば、ポヤ・デー。(満月の日)
来日前彼は自営業を営んでいましたが、やはりポヤ・デーはお休み。
4月の満月の日を新年として祝うし、義両親はときおり占いにもいきます。
彼自身は占いをあまり信じないし、何かを行う時間や日程についていろいろと義両親からいわれることはありませんが、
たまに彼が普段身につけるための、魔よけのお守りなどが送られてくることがあります。
去年義両親が占い師に彼の運勢を見てもらったときは、
「今年、来年(2009、2010年)は困難な年になる。でもそこを乗り越えればよくなる。妻(私のこと)は彼の近くにずっといるだろう」
なんていわれたそうですが、どうなんでしょう・・・?
彼は今年の初めに少し体調を崩したので、まあ当たっていないともいえないかな。
このことはまた別のときに書きます。
彼の家族・親戚はクリスチャンということもあり、ごく普通仏教徒のスリランカ人と比べると
リベラルな考え方をする人が多い気がします。
たとえば女性の人前での飲酒は、スリランカではあまり良しとされていないようですが、
彼の親戚同士が集まるパーティーなどでは女性も普通にお酒を飲みます。
彼のアーチ(お祖母さん)やプンチアンミ(叔母さん)も飲みます。
私も、彼と彼の友達で数人で飲み会に行きましたが普通に飲んでいました。
仏教徒の友達でも、気心が知れている友人ならOKのようです。
男女関係についても比較的寛容。
プンチアンミの一人はご主人が死別され、二人の子供がいますが、
婚姻関係なしで長年お付き合いしている彼のことも普通に紹介してくれます。
スリランカの公園や植物園、いわゆるデートスポットで天気がいいにも関わらず
傘をさして寄り添う大量の若いカップルを初めて見たときは驚愕でしたが・・・
あの様式は今後もスリランカにずっと残っていくんでしょうか。
それとも日本みたいにいつかは欧米化していくのかなあ。